ホームページ活用入門

2.トップページを大切に(まず何を見て知ってもらいたいか?)

直帰率って?

訪れた人の約半分はすぐ帰ってしまう

まず、「直帰率」という言葉を説明します。「直帰」とは、訪れた人が自分のホームページ(WEBサイト)を1ページだけ見てすぐに帰ってしまうことです。「直帰率」はその割合です。つまり、せっかく訪れてもらっても1ページですぐに帰ってしまわれたのでは、集客にはまず結びつかないという点が問題となります。

« 訪れた人の約半分は、トップページを見ただけですぐに帰ってしまう

アクセス解析を導入して、詳しく分析されている方なら分かりますが、この直帰率はだいたい40%から60%ぐらいになるということが業界の常識となっています。ということは、「訪れた人の約半分はトップページを見ただけですぐに帰ってしまう」のです(最初に訪れるのはトップページだけとは限りませんが、トップページが一番多いのです)。

しかし、これは仕方のないことでもあります。直帰率は、インターネットの性質上0%にはなりません。なぜなら、インターネットは検索によって成り立っているからです。検索エンジンの性能が完璧にならない限り、直帰率は0%にはなりません。つまり、検索した人が自分の意図とは異なるページを訪れる可能性がまだまだ大きいからです。

「ひと目で何のホームページか分かるように」が大切

ひと目で何のホームページか分かるように

では、どうすればその直帰率を減らすことができるでしょうか?ひと言で言えば、「ひと目で何のホームページか分かるように」、そして「次にどこをクリックすれば自分の求めている情報にたどり着けるかが分かる」ということです。

« 「ひと目で何のホームページか分かるように」

インターネットには情報があふれています。検索すると、大量のホームページが表示されます。そのためインターネットを利用するユーザはかなり「せっかち」になっています。

そうすると、ホームページ(WEBサイト)を訪れたユーザも、「そのホームページに自分の探している情報があるか」「そのホームページが自分の探していることにマッチするホームページか」、を「ひと目」で判断します。よって、「ひと目」で判断されても大丈夫なホームページを目指す必要があります。

« 分かりやすいデザイン

また、「次にどこをクリックすれば自分の求めている情報にたどり着けるかが分かる」ようにするには、分かりやすいデザインが必要となります。「キレイなデザイン」よりも「分かりやすいデザイン」、を重視してください。これは、ユーザビリティの問題です。ユーザビリティについては、次項以降で取り上げます。

写真ひと目で分かるのが理想、難しいならキャッチフレーズで

では、「ひと目で何のホームページか分かるように」するためにはどうしたらよいでしょうか?

« 写真ひと目で分かるのが理想

トップページに大き目の写真を表示して、その写真を見れば何のホームページ(WEBサイト)かが分かるのが理想です。白衣を着た院長の写真があれば、医院または歯科医院のホームページだとすぐに分かるでしょう。

« 難しいならキャッチフレーズで

しかし、歯科医院の治療をひと目で分かるような写真を用意するのは難しいかもしれません。その場合は、イメージ写真に効果的な「キャッチフレーズ」をつけてひと目で分かる工夫をしましょう。

また、写真の中だけではなく、タイトルやメニュー、見出しの中にもキーワードとなる言葉(例えば歯周病治療)を入れて、何のホームページかが分かるようにしてください。

その他トップページにおける注意点

トップページからのリンクは重要

« 電話番号を大きく

歯科医院の多くは、電話をかけてもらうことが出発点となることが多いでしょう。ならば、その電話番号が分かりづらく、見つけにくかったらせっかくのチャンスを逃してしまいます。電話番号はできるだけ大きく上部の目立つところに表示してください。

« 見てもらいたいページにはトップページからリンクを

トップページからのリンクは重要です。何度もクリックしなければたどり着けないページは、なかなか人には訪れてもらえません。特に、見てもらいたいページがあるならばトップページからすぐに行けるように、トップページに分かりやすいリンクを表示してください。

« 顔写真は有効

また、顔写真は有効です。院長先生はもちろんスタッフの写真もあると効果が違いますし、あるいは、患者様の写真もかなり効果があります。できるだけ笑顔の写真が望ましいですが、そうでなくても効果は期待できます。できれば患者様の声とともに写真も載せれるように工夫してみてください。

3.ユーザビリティ優先で(結局はSEOにもつながります)

最初は、SEOよりユーザビリティを考えましょう

« ユーザビリティとは直感的に「分かりやすい」「使いやすい」こと

誰でも直感的に分かりやすい、使いやすい

ユーザビリティとは、ソフトウェアやホームページ(WEBサイト)の使いやすさのことを言います。訪問者に考えさせてストレスをためるようなホームページを制作してはいけません。つまり、理想的なホームページとは、訪問者の立場に立って(ユーザ視点)、直感的に「分かりやすい」「使いやすい」ホームページを作ることです。

(ユーザビリティについては、「使いやすさ」の面のみで使用されることが多いのですが、ここでは「分かりやすさ」も含めています。)

« ユーザビリティがホームページの成功に直結

なぜ、ユーザビリティが重要なのでしょうか?それは、ホームページ(WEBサイト)の成功にユーザビリティが深く関わっているからです。ユーザビリティが高いホームページは、訪問者の反応が違います。つまり、セールス力のアップにつながります。

« ユーザビリティはSEOにつながります

しかも、ユーザビリティとSEO(検索エンジン最適化)には共通点が多くあります。ユーザビリティを高めれば、SEO対策のかなりの部分が完了してしまうといっても間違いとは言えないでしょう。

SEO(検索エンジン最適化)対策とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果の上位に表示されることを目指すテクニックです。ユーザビリティを高めれば、SEOの基本は抑えたことになりますので、まずはユーザビリティの向上を第一に考えてください。

ストレスを与えないホームページのために

訪問者を迷わせない

« 訪問者をイライラさせてはダメ

皆様は、ホームページ(WEBサイト)を見ていて、なかなか知りたい情報にたどり着けなくてイライラしたことはないでしょうか?そういうホームページへは二度と行きたくないとは思いませんでしたか?

仕事の関係上、私たちは多くのホームページを見ていますが、慣れている私たちでもイライラするホームページは結構たくさんあります。そういうホームページでは、なかなか成功できないのも当然です。

« デザインの統一

そうならないためにまず必要なことは、デザインの統一です。各ページごとに異なるデザインでは見ている方が戸惑います。メニューに関しても、各ページで統一したメニュー(グローバルメニューと言います)の方が、訪問者が楽にページを移動できます。

また、突飛なデザインで目を引こうとするのは、かなり危険です。特に歯科医院のホームページ(WEBサイト)のデザインでは、イメージ面だけでなく使いやすさの点でも安心感が必要です。

« 行きたいページにすぐに行ける

どこに行けば何があるかを知らせるリンクテキストも重要です。「詳細はこちら」よりも具体的に内容を記したリンクテキストの方が、訪問者にとってもSEO(検索エンジン)にとっても有効です。デザインとの兼ね合いもありますが、リンクテキストはできるだけ具体的に書くようにしましょう。

ひと目で「分かりやすく」「使いやすく」

以上のことから、ユーザビリティを一言でまとめると「訪問者にムダに考えさせない」ということになります。では、「ひと目で分かりやすく、使いやすいホームページかどうか」をチェックするにはどうしたらいいでしょうか?

« ホームページの感想を聞くときには注意が必要です

そういう場合は、家族や友人などにホームページを見て感想を聞いてみましょう。但し、漠然と感想を聞いてしまうと、デザインがキレイかそうでないかに集中してしまいがちなので注意が必要です。テーマを持って質問してみましょう。

質問すべきポイントは、「ひと目で分かりやすく、使いやすいホームページかどうか」ということです。分かりづらかった所や迷ってしまった所があれば、その場所が改善点の候補となります。

« 同じ内容であれば、分かりやすく、使いやすい方が有利

また、ソフトウェアでもホームページでも、同じ内容(機能)であれば、分かりやすく、使いやすい方が好まれます。よって、ひと目で「分かりやすく」「使いやすく」することが、他の歯科医院との差別化要因にもなり得ます。

他のホームページ(WEBサイト)よりも、「ひと目で分かりやすく、使いやすいホームページ」を制作して、成功するホームページ戦略を目指してください。

1.SEO(基本的なことだけ押さえましょう)

SEOはユーザ目線を忘れずに

« SEOは時間がかかります

SEOにはとても時間がかかります。SEO専門の業者でも1年程度の時間をもらわないとSEOを行わないと聞きます(以前はもう少し早く結果が出ていたのですが)。そのくらい誤解とトラブルの多いのがSEOの世界です。

しかし、そのようなSEO業者に依頼しないでも、基本だけ押さえてしっかりとホームページの内容を充実させていけば、時間はかかりますが結果は出てきます(SEO以外にもやれることは多くあります)。

« 皆様は基本的なことだけ知っていれば十分。それ以上必要なら専門業者に相談しましょう

ですので、皆様は基本的なことだけを知っていれば十分です。皆様のやるべきことは、歯科の専門の立場から患者様に説明することによって、「いかにコンテンツ(ホームページ内容)を充実させるか」ということです。

ホームページ(WEBサイト)を訪れるユーザの目線を忘れずに、ホームページを制作・運営してください。それ以上のSEOが必要であるならば、SEOの専門業者に相談しましょう。

« SEOの手順--まず、訪れてほしい「キーワード」から考える

では、SEOを始める際の手順から始めます。これはまず訪れてほしい「キーワード」から考えます。

例えば、単純に「歯科医院+地名」ではまず成功は難しいでしょう。なぜなら、このキーワードで上位に表示させるのは厳しいですし(歯科医院紹介サイトが上位を独占しています)、例え上位に表示されたとしてもキーワードの絞込みが不十分なため、満足な集客(集患)に結びつきません。

少なくとも、「矯正治療」「インプラント」「歯周病治療」などに「地名」を加えて、キーワードを絞り込まないと集患にはつながりません(ちなみに「矯正治療」+「地名」など複数のキーワードを一緒にしたものを「複合キーワード」と言います)。今では更に絞り込んだキーワードが必要とされます。

ですから、さまざまな治療を行っている歯科医院の方が多いのでしょうが、まずホームページで宣伝したい治療内容を1つか2つに決めてください。そして、そのキーワードを中心にSEOを実践していきます。(「ホームページの目的を明確に」参照)

知っておきたいSEOの基本的テクニック

ここでは、基本的なSEOのテクニックを簡単に説明します。皆様は下記の内容を知っていれば十分です。それ以上の知識が必要な方は、専門書や専門サイトをお読みください。

« 「ページタイトル」

ページのタイトルは一番重要です。タイトルは、(環境によって違いますが)画面の左上に出るの青い部分に表示されるので、あまり気にしている方は多くはないかもしれません。しかし、Google,Yahoo!など検索エンジンは、この部分を重視しますので、そのページの内容に関するキーワードを含んだタイトルを入れてください。

具体的に言いますと、トップページタイトルには「キーワード+WEBサイト名」、各ページには、ページごとにキーワードの入った個別のタイトルをつけます。キーワードを多く入れすぎると、それぞれのキーワードの重みが下がってしまいますので、注意してください。

また、ページタイトルは、Google,Yahoo!などの検索結果にも表示されますので、ユーザがクリックするかどうかにもこのタイトルが重要な役目を果たしています。

« 「見出し」

ページの文章構成も「大見出し(=ページタイトル)」→「中見出し」→「小見出し」を心がけてください。このページのように、見出しを分けて記載すると分かりやすい、読みやすいと思います。これが、SEOにもユーザビリティ向上にもつながります。

« 「リンクテキスト」

リンクテキストは、「詳細はこちら」ではなく、「抜かない矯正治療の患者様の声はこちら」など、リンク先のページに何があるかを具体的に表示してください。そうすることで、SEOにもユーザビリティ向上にもつながります。

また、リンクテキストにキーワードを含める(例えば抜かない矯正治療)ことによってリンク先の評価も変わります。つまり、Google,Yahoo!などはリンクテキストに含まれるキーワードのページだと容易に推測できるわけです。(上の例で言うと「抜かない矯正治療の患者様の声」)

« 画像をテキストで説明

画像をリンクボタンにして、クリックするとそのリンク先に行くという場合も多いと思います。その場合には「代替テキスト」を付けましょう。マウスを上に乗せると、吹き出しみたいに出るものです。(実際の付け方はホームページ制作者にお尋ねください)

リンクボタンになっていない画像においても、この「代替テキスト」はあった方がSEOにつながりますので、画像の説明を文字にして入れるようにしてください。

その他に、SEOにおいて気をつけること

最後に、ホームページ(WEBサイト)を制作後に気をつけることを中心にその他のSEOテクニックについて説明します。

« 「ページの更新頻度を高める」

検索エンジンは多くのホームページの情報を効率よく集めるため、検索エンジンロボットと呼ばれる自動の情報収集プログラムを使用しています。Google,Yahoo!など検索エンジンがあなたのホームページを「よく更新されるホームページ」と判断すれば、この検索ロボットが頻繁に巡回してくれます。

ページの更新頻度を高めればSEOに有利になるのですから、週1回程度は更新するようにしましょう。特にトップページを変更すると、検索ロボットに伝わりやすいので、トップページを更新しましょう。(ブログシステムでは他のページを変更しても自動的にトップページが更新されます)

« 「WEBサイト構成」-トップページからの階層を浅くする

検索エンジンロボットは、深い階層を巡回しません。何度もクリックしないとたどり着けないページは、ユーザにとっても検索エンジンロボットにとってもマイナスです。「大カテゴリ」→「小カテゴリ」のような整理したWEBサイト構成を心がけてください。

また、検索エンジンロボットはトップページを頻繁に巡回します。そこで、重要なページには、トップページからリンクをつけましょう。SEO面だけでなく、ユーザビリティ向上においても有効です。

« 「(外部)リンクの質と量」

一時期はリンクの量が大事ということで、全く関連のないWEBサイトから大量のリンクをしてもらうというテクニックがはやりました。しかし、最近では検索エンジン側も対策を講じてリンクの質も重要となりました。

しかも、短い期間で大量のリンクが発見されると、逆に検索スパム(簡単に言えば有害サイトとみなされること)とみなされる危険性も増してきました。皆様のホームページ(WEBサイト)では、リンクは徐々に増やしていくようにしてください。

また、リンクには「相手→こちら」と「こちら→相手」があります。これは、両方とも重要ですので、質の高いホームページ、関連性の高いホームページのリンクを増やしてください。(リンクには外部リンクと内部リンクという分け方もあります。内部-自分のホームページの中のリンク、外部-他のホームページへのリンク)

« SEOの細かいテクニックは

この他にもSEOの細かいテクニックはいろいろあるのですが、それはホームページ制作者にまかせましょう。日々の診療のほかに時間を使わなくてはならないのなら、皆様はホームページを充実させることに時間をかけてください。その方が結局SEOにもつながります。

PPC広告(使い方にはコツがあります)

PPC広告とは

« PPC広告、検索連動型広告、リスティング広告は同じと考えてOK

PPC(Pay Per Click)広告とは、検索連動型広告、リスティング広告とも呼ばれ、検索される「あるキーワード」に広告を出し、ユーザがその「広告をクリック」すると料金が発生するタイプの広告のことです。

検索エンジンであるYahoo!に掲載されるオーバーチュアと、Googleに掲載されるアドワーズが有名です。

PPC広告の特徴

« 即効性がある

SEO対策は効果が出るまでに時間がかかりますが、このPPC広告は即効性がありますのですぐに効果が出ます。ホームページを作成し、集客したいキーワードを決めたらなるべく早くPPC広告を始めるのが望ましいでしょう。

PPC広告を実行するのと並行して、ホームページを充実させていき、徐々にSEO対策を行っていくと効果的です。

« 予算、キーワード、タイトル、文章などを自分でコントロールできる

どのキーワードに広告を出すのか、どのようなタイトルと文章で広告を出すのか、予算をどれくらいに設定するのか、を自分で決められます。

また、入札制になっておりますので、予算に応じて入札金額を決定できます。ただし、入札金額順に上から表示されるのではなく、その広告がクリックされた実績なども評価されますので、タイトル、文章も重要です。

« 少ない予算でも効果的な広告が可能

予算に応じて、広告の表示回数が制限されますので、最初に予算を設定しておけば思いもかけずコストがかかってしまったということもありません。

PPC広告の効果的な使い方

« ビッグキーワードより複合キーワードで

ビッグキーワードとは、例えば「歯科医院」や「歯周病治療」などのように、検索するユーザは多いけれども、競争も激しいようなキーワードです。このようなビッグキーワードでは、必要以上に広告コストがかかってしまいます。

複合キーワードとは、「歯周病治療+地名」などのように複数のキーワードを1つのキーワードとして利用する方法です。「歯周病治療」に「+地名」を入れるだけでもコストが節約され効果も上がります。

あえてビッグキーワードで勝負する方法もありますが、なるべく効果的な複合キーワードを考える必要があります。また、広告を出すキーワードはいくつも選べますので、複合キーワードで複数の広告を出すことが基本となります。

« 費用対効果を見ながら、キーワード、タイトル、文章、予算を設定

PPC広告は1回広告を出したら終わりではありません。必要に応じてタイトル、文章、入札金額を変更することができます。そのためにはアクセス解析が必要です。定期的にアクセス解析の結果を元に、キーワードごとの効果を検証してください。

また、SEO対策を行う際のキーワードの見極めにも利用できます。どのキーワードが自分のホームページ(WEBサイト)に有効か、PPC広告の結果を見てSEO対策にお役立てください。